一角獣の目

忘れないための日記帳

新学期

 私は休学中ゆえに今日もいつもとなんら変わりない一日だったのだけど、学生にとっては憂鬱な一日だったのかもしれない。部屋がとても冷えていて、目は覚めたものの蒲団の魔力に抗えずに身を丸めていると、母親がドアを開けて「ちょっと弟が駅で倒れたみたいだから迎えに行ってくるね」と言って階段を下って行った。弟が新学期初日に体調を崩しやすいのはいつものことなのだけど(それは私もそうなのだけど)、倒れたというのは初めてのことだったので、普段きょうだい仲はあまり良くない私でも少し心配した。なかなか帰ってこないねえと父親と話していたら、午後三時ごろに母親が弟を連れて帰ってきた。寝不足と、胃腸の調子が悪いようなので明日胃カメラを飲むらしい。うちの家族は体調を崩しやすい人が多い。私も早く健康になりたいなと思って、あまりやらない筋トレをしてみる夜だった。