一角獣の目

忘れないための日記帳

チョコレート

 どうしてもチョコレートが食べたくなって、妹にお遣いを頼んだ。毎日玄米茶粥の食生活はあまり苦にならないけれど、お菓子を全く食べないというのは相当堪えていたみたいで、昨日の夜twitterでチョコレートの画像を見た瞬間、脳がその美味しさを思い出したのか、チョコレートが食べたくて食べたくてしょうがなくなってしまったのだった。減量中だが、毎日筋トレはやっているし、微々たるものだけれど着実に体重は落ちているし、一日ひとかけらずつくらいなら甘いものを食べてもいいのではないかと思った。甘えは禁物だけれど、我慢しすぎてストレスが溜まってしまったらきっと過食方向へ走ってしまう。実際、私が肥っているのは度重なる過食のせいだし、欲求とはうまく付き合っていかなくてはならない。

 妹が買ってきてくれたのは、THE Chocolateのベルベットミルクだった。CMでこの商品を見るたびに私が「食べたい」と言っていたのを覚えてくれていたのだろうか。3ピース入っているうちのひとつを開封して、小さく割って、口の中へ入れた。……びっくりするくらい美味しかった。ミルクの風味と少しだけナッツの香り。とんでもなく濃厚だった。チョコレートのありがたみを感じた。

 1ピースを食べ終わって、あと2ピース。昨年の私なら一気に食べてしまっている。しかしもう私は変わったのだ。外箱を閉じて、手帳の上にそっと置いた。明日、運動した後に食べよう。「我慢」できるようになったことが増えてきたのはここ一か月で気付いた嬉しいことだ。自分とうまく付き合っていきたい。空腹を無視するためにそろそろ寝る。